新人看護師にはどんなミスが多いのか

新人看護師が起こしやすいミスは、経験不足や緊張からくるものが多いでしょう。ある程度経験を積めば、精神的にもゆとりができセルフチェックできる場面も増えてきますが、新人の頃はわからないことが多すぎて、パニックを起こしやすくなりがちです。学生の頃と違い、すべてが本番という覚悟で臨まなければなりません。ですが、大変だからといって、確認不足からくるミスだけは防がなければなりません。

基本を忘れてはならないものとして、投薬ミスをしないことがあげられます。患者さんはそれぞれ様々な疾患を抱えており、その症状も様々です。医師はそんな患者さん1人1人にあった薬の投与を指示しているわけで、看護師は正確にその薬を投与しなければなりません。患者さんの人数も少なく時間的にもゆとりがあればしっかりチェックもできるのでしょうが、実際には限られた時間の中で多くの患者さんの管理をすることも多いでしょう。不安な時には周囲の看護師にもチェックしてもらうなどして、自分の目だけではなく何重にも確認をすることが必要です。

看護師の業務は忙しいため、新人看護師はわからないことを周囲に質問しづらい環境にあることが多いでしょう。わからないことが多すぎて質問の回数が多く、気が引けてしまうこともあるでしょう。でもわからないまま業務をこなすのは、危険以外の何ものでもありません。質問しないままでミスをおかしてしまった場合、患者さんの命取りになってしまう可能性もあります。新人看護師のときはわからないことが多くて当然です。こんなこともわからないのかと怒られないだろうか、評価が下がらないだろうかと気にすることもあるでしょうが、確実に仕事をこなすことが最優先です。勇気を出して聞くことで仕事中のミスを未然に防ぐことができるかもしれません。